登山に関わる三種の神器って知っていますか？山を登るために絶対に必要なアイテムたちです。もちろん雪山となれば三種の神器だけを持っていても全然足りないわけですが、普通の山で日帰りであればほぼ全ての山を登ることができます。私としてはそこにストックを入れてあげたいと思いました。
登山における三種の神器とは
登山時に絶対に持っていくべきアイテムは、
- リュックサック
- カッパ
- 登山靴
この3種類です。どれも非常に大切なものですので、惜しみなくお金をかける必要があります。しかし、一番高いのはカッパだったりと、あまり金をかけたくないという気持になるアイテムでもあります。靴は絶対に履きますし、荷物を持つのにリュックも必要。カッパは雨が降らないと使うことはないです。標高がわかる時計や、山頂でコーヒーを飲むためのバーナーなどそういったアイテムの方が男心はくすぐられます。しかし、それらはなくても山は登れますので、やはりこれらが三種の神器ということになります。
4個目の必須アイテム
三種の神器には名前を入れることができませんが、次点としてストックを私は押します。登山専門店などで、「山に登りたいから何をかったらいいか？」という話をするとまずでてきません。三種の神器を勧められてそれでまずは山を目指します。もちろん登山が辛くてすぐ止めてしまう可能性もありますので、無駄な出費にならないようにということもあるかもしれませんが、ストックがあるとないでは疲れ度合いが全く違います。個人的には、三種の神器という言葉を止めて、四種の神器という言葉を作るべきと思うほどストックは優秀です。
ストックの種類
ストックと言ってもいくつか種類があります。
- I型
- T型
- ハブリッド型
こんな種類で分けれられています。それぞれの特徴を確認してみましょう。
I型ストックの特徴
私がお勧めしたいのはI型ストックです。これは山を登る際の推進力になります。この推進力がかなり大きく、疲れを軽減してくれるのです。また、平地でも効果は高く、通常の歩行スピードよりかなり早いスピードで歩くこともできます。登り時は、自分より前に着き、足と手の力で登ります。平地では自分の真横に付き、後ろに向かって力を入れると体がどんどん前に出て行きます。デメリットとして、2本買わなければいけないということと、両手がふさがるということです。別に何か手に持つわけでなくても、カメラや、地図など取り出すときに、片手が空いていないとちょっと面倒ですが、それでも推進力が素晴らしいのでもつ意味は十分すぎるほどあります。2本揃えるということでT型ストックの倍の出費となりますが、一本7,000円前後です。まぁ許容範囲でしょう。
T型ストックの特徴
T型はI型と違い一本だけで運用します。登りの推進力にはあまりなりませんが、下りの辛さを軽減してくれます。下りながらストックに体重をかけるといといった使い方になります。下りが苦手な人には有効ですが個人的にはI型でも似たような使い方はできますのでT型でなくてもいいと思っています。メリットは下りの軽減、デメリットは登りの推進力にならないことですね
ハイブリッド型の特徴
I型ストックとT型ストックを合わせた製品です。登りと下りでストックの長さを変えればどちらにも使えるということになります。デメリットは商品の種類が少ないことと、形状上わずかに重くなることくらいでしょうか。結局は持ち手がT型で、その他はI型になっているだけの話ですので、I型で十分かなと思います。
ストックのおかげで疲れが激減
先日山に登り4回目の登山にして初めてI型ストックを使用しました。これまでなら絶対に辛かった登りが嘘のようにスイスイ登れます。本当に感動しました。息が切れないので喉も乾かないしいろんな面で効果が大きいと感じました。また平地もストックを使っていたのですが、下りきり道路部分などまで来るとストックはしまいます。すると今までの歩行スピードが全然出せず、遅くなってしまったのです。もう一度ストックを取り出し、歩いてみるとやはりスピードが上がります。こういった部分でも効果があります。今までなぜ使ってこなかったのか、店員さんはストックの凄さを教えてくれなかったのかと思うほどです。
まとめ
これまでまだストックを使ったことがない人は是非使ってみてください。自分は若いとか、登りは得意とかそういう問題じゃないです。得意ならさらに疲れが抑えられますし、苦手な場合も同様です。三種の神器を揃えた後、何を買うか迷っている人は間違いなくストックです。それ以外のアイテムはその後にしましょう。また、これから山登りを始めようとしている人も、気になるようであれば3種の神器＋ストックを購入しましょう。ただ、最初からストックを使うと、その効果がわからないかと思いますので一度ストックなしで登るのもアリですね。もちろん最初から使い、「ストックがなければもっと疲れるのか」と実感するのもいいかもしれません。とにかく私としてはストックが本当に素晴らしいと思っています。試したことがない人は是非！
