亀田興毅さん1000万円チャレンジ 挑戦者たちのその後

最初に言っておくと、私が挑戦者達のその後を知っているというわけではありません。さらに、個人的な妄想や予想が入っているので正しい情報ではないことを先に言っておきます。チャレンジした彼らのその後はおそらく歌舞伎町でいつも通りホストをやっている人もいれば、生徒に授業している人もいるでしょう。まぁ多少は落ち込んでいる可能性はありますが。今回の1000万円チャレンジは非常に魅力的な番組ではありましたが、素人にとっては少々浅はかだったのかもしれません。

 対戦で得られたもの

まず、この企画での登場人物を大雑把におさらいして見ましょう。

  • 企画運営側
  • 亀田興毅さん
  • 芸能人達
  • ホストさん
  • 総長さん
  • 教師さん
  • youtbeさん

と、大まかにいうとこれらの人たちが動いています。この企画を通して旨みがあったのは誰だったのでしょうか?旨みというのは一体何かという定義もあるかと思いますが、一番簡単に思いつくのは「お金」でしょう。この世のほとんどはお金が動かなければ何も起きません。これはビジネスですので、誰かが得をするように出来ているわけです。そして、配信番組としては伝説級の視聴率を獲得し、それなりのお金が動いたことは間違いないでしょう。

 

誰が得をしたのか

そして誰が得をしたのかという話になります。要するにお金がもらえたのは誰だったのかという話ですね。これは以下になると思います。

  • 企画運営側
  • 亀田興毅さん
  • 芸能人達
  • youtbeさん
  • ホストさん

この5人となるでしょう。企画は、この会場での売り上げによる利益、動画視聴による利益を受けることが出来ます。その中から、芸能人達の出演料が支払われるでしょう。これ以外の総長さん、教師さんは無一文で帰ることになったかと思います。これは当たり前のことです。その代わり亀田興毅さんに勝てば1000万円もらえるという条件があったわけですから、夢はそこにあったのです。結果的には誰も勝つことが出来なかったので、1000万円は企画側が没収するという形になったと思います。youtuberさんとホストさんにに関しては収入があったとしていますが、これについてはまた後で話したいと思います。ここまではごくごく普通で、当たり前の話ですが、本当にこれでよかったのでしょうか。

 

 

挑戦者達が得たもの

4人の挑戦者達はそれぞれの生活がありながら今回のチャレンジに参加しています。まずこの対戦で得られた物は、「思い出」だけということになります。亀田興毅さんと対戦したということは、間違いなく財産になると思いますし、KOされたといっても人に自慢できることでしょう。これは本当にプレイスレスだと思います。しかし、それ以上にあるものももらってしまいました。それは、「無様」「滑稽」「かっこ悪い」というマイナスの要素です。特に一番ダメージが大きかったのは、ホストさんでしょう。ホストさんはアレだけの話をしていて負けてしまいました。総長さんは何とか体裁を保ったという感じですね。しかし、ネットが普及していない日本であの結果なら問題はなかったと思います。現在はネットが普及しています。彼らは自分の顔を晒し、名前を晒し、個人情報の多くをネットに配信してしまいました。この対戦の後にどういったことが起こったかというと、ネット上での罵倒です。賞賛ではないのです。更には、SNSを特定され某掲示板でも拡散されてしまいました。挑戦者が、「かっこ悪かった」や「こんなゲームをしている」なんてことをすき放題ネット上で話をされ、更には、youtubeなどや、ブログでも「こんな人」「こんなこと言われている」と、まとめられ多くの目に止まったと思います。確かに、亀田興毅さんと対戦できたことは大きなことでありますし、プライスレスです。しかし、これほどネット上で話題になり、関係ない部分まで探され、荒らされると、本人達はどんなことを思うでしょうか。現代社会では仕方がないことだと思います。弱きものがネットで強がるということも多々起きているわけですし、ああいった結果を見て、煽るなというほうが不可能でしょう。ですので、挑戦者達は簡単な気持ちで1000万円チャレンジをしたと思ったかもしれませんが、1000万円はもらえない上に余計な評判までもらってしまうということをよく考えておく必要があったのかもしれません。

 

 

得をした挑戦者

4人の挑戦者の中で得ができたのは、

  • ホストさん
  • yotuuberさん

の二人です。この二人が何故、得、すなわちお金を手に入れることが出来たのかといえば、本職に持ち帰ることが出来るからです。youtuberであれば、自分の動画にドキュメンタリーとして投稿すれば再生数をかなり稼げるでしょう。実際にyoutuberであるジョーさんはその動画を自分のチャンネルでも上げています。現在180万再生となっているので、1再生0.1円換算でも18万円、0.3円換算なら約50万円の収入を得られるわけです。1000万円には届きませんでしたが、仮に50万円とすると5%です。回収率としてはまぁまぁなのではないでしょうか。これからまだ再生数は伸びると思います。また、ジョーさんはそれほど煽った態度をとってきたわけではないので、ネット上のダメージもそれほど大きくないでしょう。もちろん、著作権問題などが働いて、動画の収益は全て企画側に流れるというシステムになっているかもしれませんが、それはないのではないかと思っています。

 

次にホストさんですが彼もそれなりの金が動いたと思っています。まず、対戦前に応援会として盛大に女の子達がお金を貢いだと思います。写真で見ましたが、シャンパンタワーをしていましたね。これは相当な金額が動かないと出来ないらしく、10段以上では数百万円かかるといわれています。もちろん原価など2、3万円くらいでしょう。しかし、そういう世界がホストクラブです。仮に200万くらいが動いたとしましょう。売れてるホストの報酬は折半となることが多いそうなので、100万円くらいが彼の懐に入ってきたということになります。そして、残念会、反省会です。亀田興毅さんに負けてしまったわけですが、残念会としてまた盛大なパーティが行われたことでしょう。これでも100万円以上のお金が動いたとしたら、ホストさんは、200万円近く、下手すればそれ以上の収入を得たのかもしれません。しかし、youtuberさんとは違い、ホストさんは亀田興毅さんを激しく煽っておいて無様に負けてしまいました。先ほども話したとおり、ネットでは様々な罵倒が集まっています。これを彼がどう受け止めるか、そして、ファンであった子がどう受け止めるのかという部分が重要となって来るでしょう。もし、「可愛そう!私が慰めなきゃ!」という思いが働けば、彼としては大成功といえるでしょう。しかし、逆に「かっこ悪い」と思われるようなことがあれば今後のホスト人生に急ブレーキがかかってしまう可能性があります。目先の数百万は長い目で見れば、はした金だったのかもしれません。また、これらの映像、ネットの酷評とセットで一生の残ります。これをホストさんが気にせず生きていけるかという部分が非常に重要かと思います。

 

 

最後に

挑戦者達は企画側にまんまと使われてしまったかなといった印象を受けました。もちろん普通のテレビ番組でも、一般人が登場してということはありますが、

  • 注目度が大きかった
  • ネット配信であった
  • 悪役を演じてしまった

ということが非常に大きいでしょう。特にネット配信であったことから多くの人が、SNSだったり、某掲示板だったり、動画サイトだったりと精通しています。これによって彼らの知らなくてもいい個人情報が拡散されてしまったり、余計な悪口が増えてしまったと思います。もちろん彼らがここまで考えた上で挑戦し、それを糧に更なる躍進を果たせると判断していたというのなら、悪い話ではなかったと思いますが、終わってみて予期せぬことであったというのなら少々かわいそうだったのかもしれません。誰も教えてくれないといえばそれまでかもしれませんが、現在はそういう社会ですからね。行動派一つ一つ慎重に行わなければいけないかもしれません。とはいってもこんなお祭り騒ぎももうすぐ終わることでしょう。ほとぼりが冷めれば悪い話ではなかったといえるのかもしれません。4人の挑戦者さん、本当にお疲れ様でした。