MacBook Air2012からMacBook Pro2017に変更してわかったこと

この度MacBook Pro2017を購入しました。昔からProは欲しいと思っていた製品でしたが、値段と、用途の関係上必要ないということでずっと見送ってきたのですが、とうとう購入に至りました。もともとAirを使っており、カタログスペックとしては、比べては申し訳ないほど差があると言っていいわけですが、使い勝手はいかがなものなかという部分を書いていきたいと思います。ただ、これは個人的な意見が多く含まれているので注意してください。

買ったモデル

一応買ったモデルを紹介します。

  • 15インチ MacBook Pro
  • 2.9GHzクアッドコア Corei7
  • メモリ16GB
  • ストレージ SSD512GB
  • グラフィックボード Radeon Pro 560 4GB
  • スペースグレイ

となっています。量販店で買える一番高い15インチで無改造ということになりますね。これでお値段は税込約33万円です。高いっすねぇ・・・。本当はストレージを1TBにしたかったのですが、予算の関係上というか、そこまで必要ないと言い聞かせて512GBととしました。

 

 もっとも重要なのは使い勝手

よく言われることなのですが、例えばMacBook Proに30万円出すのなら、高性能windowsを買え!という言葉をよく聞きます。これはスペック上は間違いない話だと思っておりますし、数字だけ見れば明らかにwindowsの方が安くて高性能であるかと思います。私はパソコンマニアではないので、迷ったら高性能くらいの認識でパソコンを購入しています。タイトルにもある通り、Airの2012年版を使用していたのですが、買ったのは当然2012年です。もともと、Windows自体も使っており、「最近mac流行ってるし手軽に買えるAirでも買ってみようかな」というのが始まりでした。当時使ってみた感想は、Windowsのように細かい設定がどこにあってどうやったら快適になってなどそう言った部分は当然全て違うので、わからないことだけでしたが、とにかく操作性が素晴らしいという部分に感動したことを覚えています。また、当時はパソコンの性能を使うのはPCゲームくらいでしたので、Airでもゲームをしない内容で使う分には性能的に何のの問題もありませんでした。操作性と書きましたが、感動的だったのは、

  • パットの使いやすさ
  • 起動の速さ

この二つです。パットは本当に優秀で、5年間Airを様々使ってきましたが、マウスを使用したことがありません。というのもmacのマウスは加速センサー的なものがついているらしく、ゆっくり動かすとカーソルも少ししか動かず、大きく動かすと一気に動くという動きがどうしても慣れなかったので使いませんでした。しかし、マウス以上にパットが優秀なので困ったことはありません。

そして起動に関してですが、SSDということもあり非常に早く立ち上がります。私が持っているWindowsSSDなのですが、macの方が早く感じます。実際にタイムを計ったことがないので、どちらが早いかということは正確なことは言えませんが、もしmacが遅かったとしても早く感じるということは別の部分で工夫されているということでそれはそれで優秀と言えるでしょう。それ以外にも細かいところで気が利いているポイントがあり、しばらく使っていると、Windowsには戻れないと言った感じでした。実際には仕事でWindowsを使っているのですが、プライベートではmacという感じです。そして今回機種を変更してさらに便利になったのでしょうか?

 

 

基本的な部分

これはOS次第ということもありますので、ソフトに関しては大きな変更はあまりないという感じです。もちろん微妙に違いはあるのですが、macとしては相変わらずというか使い慣れた感じでとくに迷うことなくスムースに使い始めることができました。初めて使ってみるという方がいるとしたら、最初はかなり戸惑うかと思います。本当に勝手は違いますし、Windowsなら普通にデータで残そうと思うものが、mac専用アプリに入れさせようとしてくるので困ったものでした。もちろんこう言ったアプリを使い倒すんだという方にとっては素晴らしい機能かもしれませんが、私にとっては少々余計なお世話的な感じではありました。まぁこう言った部分もすぐになれるかと思います。

 

 

キーボード

私にとって一番問題になっているのが、キーボードです。私は基本的に、会社のパソコンではデスクトップ用の押し込みが深い、カチャカチャ言うキーボードを使用しています。これが好きと言うことと、こちらの方が早く正確に打てるからと言うことがありました。Airに関しては確かにキーボード自体は薄いのですが、それほど打ちにくいと言う感じはしませんでしたので、多少慣れればそれなりに正確に使用できていました。しかし、2016年からのMacBook Proのキーボードはどうにも使いにくいと感じています。これはその人の感覚的な問題であって、打ちやすいと感じている人もたくさんいると思いますが私は苦手という感じです。こうやって記事を書いているわけですが、今まで以上にタイプミスをしてしまいます。場所を間違えるというよりは押せていないということが本当にあります。しばらく使ってみて、どうしてもうまくいかないようであれば、外付けのキーボードを導入せざるを得ないかもしれません。

 

 

画面

MacBook ProRetinaディスプレイですが、Airは違いました。当時Airを使った際、「十分綺麗じゃん」と思ったのですが、一度このMacBook Proを起動して、再びAirを覗き込むと、その違いに驚かされます。パソコンの画面ってここまで綺麗なの!?という感じですね。iPadと同じといえば同じなのかもしれませんが、パソコンの画面で見ることで、また違った風に見えてくるかもしれません。こうなると、動画でだけではなく、写真関連も取り組んでいきたいなと思わされます。

 

 

タッチバー

タッチバーは2016年からのMacBook Proに導入された新しキーボードスタイルです。使っているアプリケーションに合わせて表示される内容が変わるように作られているのですが、個人的にはかなりいい感じと思っています。とくに動画を編集している時などは、ビデオを切り離すというボタンが表示されており、今までは2本指タップでコマンドを表示させてから選択してという流れだったのですが、これはボタン一発で行うことができます。これによって作業効率はかなり早くなったと言えました。タッチバーにはまだ様々な可能性があると思いますので今後のブラッシュアップ、個人としての使い方を確立してきたいと思っています。

 

 

文字入力

これはいつからの仕様なのかわかりませんし、2012年のAirでも可能だったのかもしれないのですが、変換キーを押さなくても勝手にどんどん漢字に変換していってくれます。もちろん通常の変換と同じく、間違った文字に関しては直してあげなければいけないのは当然ですが、スペースキーを押す手間が省けます。この機能を止めることは可能だと思いますが、結構便利だと感じているので、しばらく使ってみたいと思います。

 

 

重さ

Airに比べてproは約2倍の重さとなっています。確かに重くはなっているのですが、重すぎるということはなく、この性能なら仕方ないかなと思えるくらいの重さでそれほど気にしていないです。そりゃ常に持ち歩くよう人なら大問題かもしれませんが、私の場合はほとんどが車の移動なので、特別持ち続けなければいけないということはありません。椅子+オットマンでモモの上にパソコンを置いてタイピングすることもあるのですが、それで重いと感じたことはないので、とくに問題ないレベルだと思っています。

 

 

動画編集性能

私の場合は、特別凝りまくった動画を作っているわけではなく、切った貼ったをしているだけなので、純正ソフトの、iMovieを使用しています。windowsで動画を作っていた時はAdobeのpremiereProを使用していましたが、そこまで必要ないということで最近はずっとiMovieです。Airで動画編集をしていたわけですが、明るさ調整や、音量など自動で補正してくれる機能が搭載されています。これを使用したかったのですが、Airでは重すぎてエンコードにかなり時間がかかっていました。20分くらいの動画を作成すると、場合によっては2時間くらいかかっていたこともありました。あまりにも遅いので心配になる程です笑 補正のいらない動画はできるだけ生のまま書き出し、どうしても暗いような動画は補正をかけるのですが、寝る前にエンコードを初めて朝に終わっているという感じです。今回Proを購入した最大の理由はここにあったのですが、その性能はいかがなものだったのかというと最高と言えるでしょう。これまで1時間2時間未満くらいだったエンコード時間がまさかの10分という結果となりました。またタッチバーのおかげで非常に操作がしやすく、さらには本体の性能がかなり向上していることから、編集中の描写スピードも桁違いです。これこそ買った甲斐があったと思っています。

 

 

Touch ID

これはiPhoneでおなじみの指紋認証システムですが、MacBook Proにも付いています。自分しか使わないとわかっていてもやはりパスワードをかけてしまう習性があるので、Airの時代は毎回入力して解除していましたが、このTouch IDのおかげで本当にスムースにパソコンを立ち上げることができます(起動した1回目だけは文字入力が必要ですが) こう言った部分も若干ではありますが、面倒なことが少なくなっていき、小さな満足度がコツコツ積み重なり、大きな満足に繋がるのだと思います。

 

 

Thunderboltソケット

2017年のMacBook ProにはThunderboltソケットが4つ付いています。そのうちの一つが電源にとられるので実質3つと言えるのかもしれません。非常に優秀なソケットなのですが、従来のUSBは使えませんし、SDスロットもありません。ということでこれまでの機器を使用したい場合は、何にしてもアダプタを噛ませなければいけません。これをどう思うかですね。私は特別困っていないですし、使えないのなら変換すればいいだけの話ということと、未来ではそれがスタンダードになる可能性があるなら今のうちにという感じでもあります。

 

 

まとめ

ずらずらと色々書いてきましたが、まとめます。まず気に入っている部分としては、

  • ディスプレイの美しさ
  • パソコンとしてのパワー(主に動画編集)
  • タッチバー
  • Touch ID

とこれらの部分が上がります。ディスプレイとパワーは、圧倒的に満足できる部分ですし、タッチバーとTouch IDは痒いところに手が届くと言った感じです。

逆に気に入っていない部分としては、

  • キーボード

ということになります。あとは値段ですかね笑 しかし、これは一応別のキーボードを使うなど対策することができるのでもう少し様子をみてから変更するようであれば変更してみようと思います。

高い買い物ではありましたが、久しぶりに満足できた買い物で、買った後も後悔がない珍しい製品だったといえます。もちろんこれらは個人差がありますので人それぞれ感じ方は違うと思いますが、迷っている方がいたら参考にして見てください。