上海旅行#04 電車の乗り方、マナー

海外旅行というとビビッてしまい、旅行会社の移動手段しか使えないという人は一定量いるかと思います。もちろんそれも海外旅行の醍醐味といえばそうなのですが、旅行会社が設定する移動手段は非常に高額なので現地の移動手段を自分で見つけるのが安く旅行を行うポイントでもあります。今回は上海での電車の話です。

 主に地下鉄

上海は地下鉄が発達しています。この地下鉄は非常に安く、本数も出ていますので、利用すればするほど移動費はかからないといってもいいかと思います。距離にもよりますが、1回乗れば100円しないくらいになります。乗り方も日本と同じなのでどんどん利用していくのがいいでしょう。上海の市街地までは空港からも出ていますので利用すればかなり安く済ませられます。ツアーのバスなどは平気で片道6000円など取ってきますが、地下鉄なら100円前後です。今回は地下鉄にどうやって乗るのかということを詳しく話していくわけではなく、上海の地下鉄がどういった状態なのかということを話して生きたいと思います。

 

乗り込み方

日本の電車は降りる方が優先です。優先とはいっても物理的に当たり前の話です。まずは中にいる人が降りなければ体積的にも減りませんからね。上海ではどうでしょうか。上海は乗るほうが先とか、降りる方が先という考え方はありません。乗るも降りるも同時になります。日本人的に考えると「こっちが降りてるんだから乗ってくるな!」といいたくなるわけですが、そんなことは関係ないようです。体をぶつけてでも乗ってきます。これがちょっと不快になるんですよね。最初は「これはおかしい!」と思っていたので、ブロック気味に降りたりしていたのですが、よくよくホームを見てみると、電車の扉前の足元には、

↑ ↓ ↓ ↑

と書かれているのです。写真などで説明してるわけではないので分かりづらいかも知れないですが、要するに扉に対して4列という考え方で外2列が入るレーンで、内側2列が出るレーンということになります。これを見たときには、逆にブロックしてはいけないんだということに気が付きました。こういった文化の違いに気が付くのも面白いです。

 

 

車内のマナー

日本の電車は基本的にすごく静かです。話している人が少ないですし、話していても小さな声で話しています。しかし上海の電車の中は非常にうるさいのです。なぜかといえば、携帯電話で通話している人が多々いるからです。中国では特に規制というかそういったマナーが無い(?)ようなので、みんな好き放題電話で話をしています。そしてその声は非常に大きいです。それから、山手線のようなベンチシートが基本なのですが、友達どうして向かい合って座ったりしています。その状態で大声で話をしていたりします。これがにぎやかな原因ですね。これらはそんなに不快とは感じませんでした。

それから若さは関係なく、男女も関係なく、譲るという精神はなさそうでした。空いている席があればもうダッシュで席をとりに行くといった感じです。電車の中で走る人がいるのは驚きました笑

 

 

エピソード

最初のうちは降りているのに乗ってくるのがむかついてブロックしていたといいましたが、ブロックしたおかげで青年が乗り込んでこれませんでした。その青年の後ろには、母、父と、並んでいたのですが、当然この二人も乗れません。ブロックした瞬間に母が、青年の頭を思いっきりはたいて、「なにちんたらやってんだ!!乗れよ!!」的なことを言っていたんだと思いますが、すごい大声で怒鳴り散らしながら背中をどついていました。そこまで!?と思いましたが、そんなシーンが2度もあったんです。ですから上海では扉が開いた瞬間に乗り込めないということはぶち切れるほど嫌なことなんだと思います。

 

 

最後に

同じ地下鉄でも日本とはかなり違いがありました。私は日本人なので当たり前といえば当たり前ですが、日本の地下鉄の方が好きです。旅行を終えて日本に帰ってきた後に日本の電車に乗りましたが、本当に落ち着きました笑 しかし、そんな自分でも中国に長く住んでいれば同じように早く電車に乗り込みたいと思うかもしれません。環境というものは恐ろしいものです。