「物」というものについて

ふと「物」というものについて考えてしまいました。物について考えると言っても、いろんなことが考えられるわけですが、今回は量とその歴史についてです。今まで考えたこともなかったのですが本当にふと思ったので書いていこうと思います。

 あなたの持ち物の量は?

持ち物の量は人それぞれです。多趣味な人であればたくさんの物に溢れているでしょうし、全く趣味がない人であれば家電といくつかの物しかないかもしれません。しかし、どちらにしても物は増えていきます。減らすためには捨てるということが必要不可欠となりますが、捨てられないという人も多いでしょう。衣類などは簡単に捨てることもできますが、思い出が含まれたものなどはなかなか捨てられないものです。また、趣味に使う道具などはそれなりの金がかかっていたり、年に数回しかやらないけど取っておかないとできないなんてものもあります。そんなこんなでものというものは増えていきます。

 

あなたの部屋の間取りは?

私が物について考えてしまったのは、住んでいる部屋のことを考えたからです。私は当初ワンルームに住んでいました。とても狭い部屋ではありましたが特別不便はなく、気に入ったと言えば気に入った部屋でした。本拠地は2DKのアパートなのですが、仕事の関係でワンルームのアパートも借りています。先ほどワンルームの中でうろうろしていたら、ふと「昔はこんな狭い部屋で暮らしていたんだよな」と考えたわけです。本拠地である2DKの部屋には私の全てが格納されているわけですが多趣味ということもあり、物で溢れかえっています。本気でレンタル倉庫を借りようかと思うほど狭苦しい部屋です。そんな部屋から次のステージに移動しようかと考えるほどですね。そうなると3DKであったり、2LDKなんてものが視野に入ってきます。それは増えた物を一つの部屋に収納したいという思いがあるからですね。現在の全ての物をワンルームに押し込もうと思ったら確実に不可能です。もちろん体積的には詰め込むことはできるかもしれませんが、生活することはできないでしょう。物が増えるというのならその器も大きくしていかなければいけないのは当たり前のことですね。

 

 

これが私の歴史

ワンルームに暮らし始めて本日までで約10年が経っています。その間どんどん物が増えてきた結果現在の部屋の大きさ、物の量となっているわけですね。もちろんいろんなものを買い換えては捨ててきました。しかし、10年前に買ったものもたくさん残っています。私はそんな状態を思い浮かべてこれが私の10年の歴史なんだなとしみじみ思いました。別に物がたくさんあるればあるほど自分の歩んできた道が大きく感じられるという話ではないでしょう。ベッドしか置いていないという人も世の中にはいるようでそんな人でも10年過ごせば10年の歴史は存在します。ただ、私は多趣味と言いましたが、趣味に使うものがどんどん増えてきてるということが大きく、

「こんなことに挑戦したな」「その前にはこれか」「これはいつだっただろうか」なんて思っているとなんとなく自分が歩いてきた道を感じられたということです。

 

 

物を増やして成長する

昔はイケイケというか、部屋に置くところがどうこう言わずに欲しいものを買っていたような気がします。もちろん、部屋に入りきらないようなでかい家具なんかは不可能でしたが。しかし最近では、買うときに「置く場所あるかな?」と考えることが多くなりました。上記でも書いた通り、物があることが歴史の証明となるわけではないです。しかし私にとっては証明になっているような気もします。ですので物を、部屋に置くことができないからという理由で買わないということは、歴史が刻まれないとも考えられるわけです。もっといろんなことを経験してみたいと思っていたり、挑戦したいと思っている私にとって部屋による制限は成長を妨げているような気がしました。

 

 

最後に

こんなことを考えていると本気で大きな部屋に引越しをしたいと考えるほどになります。それによって制限なく様々なことができるというのなら損はないのかもしれません。しかし、それに伴ってさらにお金はかかります・・・。いくら器を大きくしても維持していくお金や、新たに買い足すお金がかかることは間違いありません。そういう意味で節約していくというのなら今のまま窮屈に暮らしていくのもいいのかもしれません。現状どちらが私に取って正解なのかはわかりませんが、もう少し色々考えてみたいなと感じました。