先日キャンプをしてきましたが私的に最も寝心地がいいマットが決まりました。いくつかのマットを渡り歩いて現在にたどり着いたわけですが、これ以上は求めなくてもいいかなと感じています。今回は経緯と、たどり着いたマットについて話を指定校と思います。
前置き
キャンプグッズの評価をネットで調べるのは非常に難しいです。なぜなら、
「おすすめ10選!」
みたいなサイトが多すぎるからです。ああいったサイトは確かに製品の特徴や仕様自体は良く調べられておリ、どんなものがあるのだろうかという探し方をする分には役に立つのですが、「結局何がいいの?」となったときは、全く参考にならないのです。検索で奥に進んでようやく実際に使ったレビューが出てきます。そしてこういったものは人それぞれ感覚が違うのであくまでも、「その人の感じ方」くらいに捕らえるといいでしょう。今回の記事の中でも最終的な結論にたどり着きますが、安眠を保障するものではありませんのでご注意ください。
マット選びの難しさ
マットの使用用途は当然寝る際にひくものです。ネットで購入すると届いたときにイメージが違うということもありますし、店頭で1回試してみた上で購入しても、いざサイトで寝てみると意外と寝にくいということが分かったりと、1日使ってみないと分からないことです。またレビューなどで評価が高くても自分の体に合わないということもあります。そのためマットを選ぶのは本当に難しいのです。そしていいものであれば値段もそこそこ高くなるので試すには少々お財布に厳しいのです。私としては、サイトで特別な爆音や何かが起きなければ朝まで1回も起きないということを目指しています。
キャンプ初期
これは本当に余談ですが、初めてキャンプをしたときは、マットという存在は知りませんでした。イメージは銀マットの上に寝袋を置いて寝るといった感じで、当時は銀マットを買って利用していました。そのときの感想は、「背中が痛くて寝にくい」といったものでした。まだネットが発達しだした位の話で、調べて万全の準備をという感じではなかった記憶があります。このときは、キャンプはかなりの覚悟が必要だと思ったものでした。
1代目マット
一代目マットはこちらです。
この商品はコンパクトサイズになることを売りにしている製品ですね。購入当時は数年前でしたが、銀マットしか知らなかった私にしてみれば「こんな画期的な製品があったのか!?」と思ったほどでした。厚みは2.5センチなのですがしっかりと体を受け止めてくれ銀マットに比べてだいぶ寝れるようになったかと思います。
こういった小型の製品は様々なメーカーから発売されていますので、このNEMOにこだわらなくても良いかと思います。車ではなく、バイクや登山などでは出来るだけコンパクトにする必要があり、そういった面では今でも現役で使用しています。私の場合、車でキャンプに行く場合でも使っていたわけですが、どうせ荷物の制限がほとんどないのだからもっと大きく性能の高いものを買おうと思って次のステップに進みました。
2代目マット
2代目マットはコンパクトさは捨て、とにかく分厚いものを買おうとしました。そこで見つけたのが、
こいつです。こいつは厚さが23センチもあるので、地面の影響を全く受けないという期待をこめて購入しました。値段も安いので試すのにはぴったりです。サイトは均一な勾配ではありません。どうしてもどこか傾いているのでそういった意味でも厚みが全てを解消してくれると思っていました。クッション性は全てエアによるものでパンパンに膨らませればどんなにごつごつしていても問題ないということが分かりました。
試しに寝っころがって見た感じでは良好だったのですがいざ睡眠に付こうと思うとなんとなく眠りにくいです。この製品は形を保つためかたくさんのくぼみがあります。このくぼみが寝にくいんですね。そして寝返りがうちにくく感じました。それでも前のNEMOよりは快適と思い込むようにし、3度ほど使ったときに事件発生。就寝中に空気が抜けているのですね。半分以下くらいになると目が覚めてしまい22時頃から6時くらいまでの間で空気が抜けては入れてを3回ほど繰り返した思い出があります。これは個体差ということもありますが、やはり寝にくいということと耐久性のことを考えると修理して使ったり、もう一度買おうという気にはなりませんでした。そして次のステップに進みます。
3代目マット
今回はマットではなく、コットで寝てみようと思いました。コットというものはベッドのようなもので、私が購入した製品は、
こちらになります。これは完全に床が宙に浮いているので完全に地面の影響を受けないし、足に挟み物をすれば、水平だって保てると寝具選びに終止符が打たれると思いました。この上に直接寝るのではなく、1代目マットのNEMOを上に敷いて使ってみました。眠りだしはなかなかよさそうだったのですが寝返りのときになぜか目が覚めてしまいます。微妙に真ん中が沈むからなのか、狭いからなのか、マットが悪いのか分かりませんがこれまでの寝具の中で一番目が覚めてしまった組み合わせでした。また朝起きたら信じられないくらい腰が痛くてしばらく歩けないほどでした。1回しか試していませんがこのコットは私の体に合わないと判断し就寝時には使用していません。ただ、タープの下にこのコットを置き、そこでごろごろしたりするのには非常に快適なのでそういった使い方をしています。
4代目マット
これが現在行き着いている最高のマットで今のところこれ以上を見つけられないと思っていますし、試す気も起きません。もっといいものがあるかもしれませんが、そのためにお金を払ってということは出来ないと思えるほど気に入っています。それがこちら
モンベルのキャンプパッド180というものです。なぜこれに行き着いたかというと、まず厚みです5センチの厚みがありますので地面の影響はNEMO以上に軽減できると思っています。また完全にエアだけで保つものではなくスポンジのようなものも含まれているのでエア+分厚いスポンジという感じで店頭で試したときはこれしかないと感じたほどでした。寝た感じは今まででどんなマットより快眠できました。保温性が高いので暖かいのも特徴です。ベースのマットは決まり、この時点でこれ以上の性能は求めても仕方ないかと思っていましたが、更に睡眠環境を強化します。
4代目マット+α
最後に登場するのは、
このマットです。これはエアなどは使わずこれだけで形を保つものです。すぐに眠れるような人はこのマットだけでも寝れるかもしれませんが私にはちょっと厳しいです。ということで、このマットを敷いて更に上に上記のキャンプパッド180を敷きます。これでほぼ完璧でした。これを試してみたのが、先日のキャンプだったのですが、初めて一度も起きずに朝を迎えることが出来たのです。過剰すぎるかもしれませんが、私にとって睡眠は一番重要視している項目です。キャンプ場で1日が終わり、後は寝るだけというときに「寝るのは大変だなぁ」なんて思うとしたら最悪です。「あの寝具で早く寝たい!」と思えなければダメなんです。ということで現在私の中ではこの組み合わせが最強で、これ以上を見つけるには家庭用のマットをキャンプサイトに持っていかないと無理なのではないかと思うほどです。
最後に
私の場合はバイクでキャンプに行くこともあるので、荷物が多くなるのは問題です。NEMOに比べて、モンベルの製品はどうしても大きくなってしまいます。しかし、荷物になったとしても、このマットだけは持っていこうと思っています。さすがにフォームパッドまでは持っていけないとは思いますが。ということで、
- NEMO→よほど持ち物が制限される場合使用
- 極厚エアマット→解雇
- コット→寝具ではなくゴロゴロ用
- モンベルマット→スタメン確定
という感じになりそうです。こうやって見てみると、今まで買ってきたものもそれほど無駄にはなっておらず(エアマット以外) それぞれ使う場所はあるのかなと思っています。ただ、似たような製品を試すのはオススメできません。例えば、NEMOは2.5センチのマットですが、別のメーカーの2.5センチマットを試してみても劇的な変化は感じられないことでしょう。がらりと変えてみることで新たな発見が出来るかと思います。冒頭でも書いたとおり、これは個人差があり、全ての人に合うとは思えません。しかし似たような経緯で進んでいる方や、これから1枚目のマットを購入しようと考えている人はモンベルのキャンプパッド180も視野に入れてみてはいかがでしょうか。モンベルストアに行けばとりあえず膨らませて寝かせてもらうこともできます。自分なりの最強マットを探して快適なキャンプライフを送りましょう。