個人的にインターネットで大嫌いな現象があります。ほしいものを見つけた場合、ネットでどんな評価がされているかということが気になり検索することがあるかと思います。その際に上位に占めるのが「おススメ〇選」といった内容のサイト。ほしいものは決まっているのでいまさらお勧めされても仕方がないのですが私はこれが大嫌いです。今回はそんなことを話していきます。
おススメ〇選を表示させない方法
先に答えを話しましょう。実際には表示させないわけではないので、フィルターをかけるというわけではありません。この方法は 画像検索を使います。まず検索はキャンプ関連で申し訳ありませんが【スノーピーク ヘキサタープ 評価】とします。これはスノーピークというメーカーのヘキサタープがほしいため、その評価が見たいという検索キーワードですね。普通に検索すると
こんな検索結果になります。まず1番上。嫌いな〇選シリーズ。ただメーカーの商品説明+αにアマゾンや楽天のアフィ満載のサイトです。
2番目は唯一この中でしっかりとレビューされているサイトでした。自分の言葉で自分で撮影したと思われる写真を使っています。3番目、4番目もタイトルとしては自分で書いたレビューぽいのですが中身は〇選シリーズと同じでメーカー情報転載といった感じ。5番目はストアのヒットですね。ネット検索はページを進めることにキーワードからは薄くなることが多いです。ですがその薄くなってきている部分にほしい情報が眠っています。では次に画像検索してみましょう。
こういった画面になりました。たくさんあるのでこの中でどれが濃いレビューかという話はここではしませんが、ある程度調べているとどの画像がメーカーからの転載で、どの画像が自分で撮影しているかわかります。そのサイトに飛ぶと実際に使っている生の声を聞くことができます。記事として文字数が少なくてもいいのです。今回のタープの場合であれば、どういった雰囲気で立てているかなどが簡単に書いてあるだけで有益な情報だったりします。
ということで〇選記事や、実際に所持していないのに持っている風の記事などにいらいらしている人は画像検索を使って有益な情報を検索してみてください。
おススメ〇選が嫌いな理由
ここからは余談ですが、なぜこのおススメが嫌いなのかという話です。基本的にこういったサイトを書いている人は、自分で使ってそのレビューを書いているわけではありません。メーカーサイトから画像を保存し、特徴などを書き込みあたかもおススメしているような内容に仕上げます。製品に自分のこだわりのようなものはなく、予想できそうなことを1、2行付け加えただけの意味のないレビューです。たとえば、
従来製品よりも少し大きいので持ち運びは大変ですが、ゆったりと過ごすことができそうですね
といった感じですね。何の参考にもならないのでこういったサイトが上に上がってくるのが本当に困っているわけです。
全てが悪というわけではない
ただまったく使いようがないのかというとそういうわけではなく、まったく知らないジャンルでどんな製品があるのかということを知れるという意味では使いようはあります。たとえば、またまたキャンプ用品の話になってしまいますが、「テントってどんなものがあるのか?」ということで、【テント おススメ】と検索するのはありです。そこに出てくるラインナップで魅力的なものを探すということが可能です。ではそのラインナップの中で「A社のBテントのことがもっと知りたい」となったとき「Bテント レビュー」「Bテント 評価」なんて検索をかけると思います。しかしそこで出てくるのは上記の画像の通りで、
- おススメ〇選に書いてある【Bテント】という文字がヒットして表示される。
- ネットストアの商品ページが表示される。
- 自分で書いてる風のタイトルだけど中身はメーカー転載。
こういった内容になります。もちろんこの検索でも実際に使っている人のレビューを見ることはできますが、多くのおススメサイトや商品サイトに埋もれてしまいなかなかほしい情報にたどり着けません。
なぜこういったことが起こるか
結局はアフィリエイとです。私のサイトにも広告は出ていますが、紹介しているサイトから購入につながると報酬としてお金がもらえるような仕組みになっています。ネット検索はせいぜい2ページくらいまでしか読み進めないことが多く、下手すれば1ページであきらめる人もいます。ですのでどうやったら1ページ目に掲載されるかということを考え表示させようと努力します。たとえば10万円のテントを買ってその写真を掲載してレビューする。かたや1円も使わずサイトから画像とメーカー説明文を掲載する。メーカー転載のレビューの方が検索結果上位に表示されるとしたら厄介ですよね。情報もすごく薄いのにお金が絡むからどうしてもこういった状況になります。もちろんそれで満足できる情報なら問題ないのですが、薄い情報では満足できないということのほうが多いことでしょう。同じように困っている人がいれば是非画像検索を使ってみてください。