中古バイク屋のレッドバロンはカフェを始めるべき

先日中古バイクショップに行ってきました。中古バイクショップはたくさんありますが、その中でも最大手といわれる、レッドバロンに行きました。店内のバイクを見て、店員さんとお話して、久しぶりにバイク談義をしました。そこで思ったのは「ここでカフェやったらいいんじゃね?」と思ったのでその辺を話して行きたいと思います。

 中古バイク屋の魅力

中古バイク屋の魅力はなんと言っても、たくさんのメーカー、車種が並んでおり、それが定期的に更新されることです。中には掘り出し物のようなバイクもあったりするため、どんなバイクが欲しいかは決めていないが、色んなバイクを見たいという人は何回も訪れることになります。しかし、買いもしないのにバイクを眺めて、店員さんに声をかけられ、行きたいけどちょっと気まずいなんて人もたくさんいるでしょう。そこでカフェを作ってみたらどうかと思ったわけです。

 

レッドバロンは超フレンドリー!

全ての中古バイク屋がフレンドリーかどうかはわかりませんが、少なくともレッドバロンの店員さんはとてもフレンドリーでバイクのいろいろなことを教えてくれます。また、バイクだけの限定的な話だけでなく、自分の私生活での何かを話に織り交ぜてきたりしていて話していても非常に楽しいです。まるで飲み物の置いていないBARにいるような感覚になったりします。BAR?酒は出せないけど、コーヒーなら出せるのではないか!?

 

 

レッドバロンの「また遊びに来て下さい」

レッドバロンでは帰り際に、「また遊びに来て下さい」なんていわれることがあります。これは社交辞令ととることがほとんどだと思いますが、実は本当に遊びに来て下さいという意味で言ってくれています。過去に私がレッドバロンに何度も行ったとき、毎回同じ人が商談スペースにいました。気になった私は店員さんに「あの毎日いる人は何者?」と効いてみると、「お客さんで、遊びに来ている人です」といわれました。そう、本当に遊びに来ていたのです。もちろん、何度も通ってもらうことで、バイクを購入してくれるかもしれないという商売的な考えもあるかも知れませんが、純粋に遊びに行っても嫌がられないのがレッドバロンだったりします。ここで有料のコーヒーを出したら・・・?いろんな意味で儲けにつながると思いませんか?最近の業務用コーヒーメーカーは非常に優秀ですし、機械さえ導入してしまえば簡単に始められるかもしれません。

 

 

ライダーはコーヒーが好き

不思議なんですが、ライダーはコーヒーが好きな傾向があります。私も好きですが、ツーリングの中で喫茶店に入り、美味しいコーヒーを飲むのが好きというライダーは多いです。また、レッドバロンは全国に展開していますので、ツーリング中レッドバロンを発見→カフェに寄る。なんてことが起こる可能性は高いような気がします。なんたってバイクを見ながらコーヒーが飲めるのですから。

 

 

バイクに興味がない人もバイクに興味を持つかも

現状の外観のままで、実は中にカフェがありますという形では少々弱いと感じますが、カフェらしい外観を追加して、誰にでもカフェもやっていますよというアピールをしたらどうなるでしょうか。ライダーはもちろん興味津々になるかもしれませんし、バイクに全く興味のない人もそこに訪れる可能性が出てきます。最近は女性ライダーも増えているなんて話も聞きますが、一方で若者のバイク離れという話も耳にします。バイクって高いようで意外と安いんです。車体価格が50万円くらいで状態がかなりいいものなどたくさんおいてあります。また、レッドバロンクラスの大手になると購入方法も様々で、分割払いで月々8,000円など非常にリーズナブルな感覚になれる販売も行っています。バイクに興味のない人にも新たな世界を開拓させて上げられる可能性を秘めているのではないかと感じます。

 

 

カフェにきたら新しい出会いが

バイクを好きな人が中古バイク屋に求めることは、なんと言っても新しいマシンとの出会いでしょう。先日私が行ったときに話していたことなのですが、県外からフラッとよったら、欲しいバイクがあって翌日また県外から来て購入を決めたということがあったそうです。そのとき乗っていたバイクをそのまま下取りに出して、新しいマシンを手に入れたというお話でした。中古バイクとの出会いは一期一会です。車と違って、バイクは古くても味のあるもがたくさんあります。もともとバイクの購入予定がなくても、フラッとカフェによったら欲しいバイクがあったなんてこともあるでしょう。カフェは新しい出会いの場にもなる可能性があります。

 

 

店限定のコレクトアイテムを販売

レッドバロンは全国どこにもあります。店舗限定ストラップなどを販売してもそれ目当てに来るお客さんもいるでしょう。爆発的な売り上げを記録できるとは思いませんが、ご当地キティ的なアイテムとしてよいのではないでしょうか。

 

 

問題点

レッドバロンでカフェを始めろと簡単に言いましたが、投資金額はそれなりの額になります。外観も多少変えないといけないと思いますし、コーヒー自体の調達や、飲食店としての営業許可、人件費など今とは別の場所でかなりの苦労がかかるかと思います。その上、本当に上記のようなメリットを出していけるかということはわかりません。よい場所だけをピックアップしてきましたが、それに関わるデメリットもたくさんありますので、検討する必要がありますね。

 

 

まとめ

個人的にライダーが集まって、バイクを見ながらコーヒーが飲めるというのはすばらしいことではないかななんて思います。興味のない人も、最初はコーヒーの美味しさで通うようになり、「バイクにチャレンジしてみようかな」なんて思えば若者のバイク離れも少しは解消されるのではないでしょうか。バイクが再び売れるようになれば、もっとチャレンジ的なマシンも製作されることでしょう。250cc以下の4気筒バイクなどまた乗ってみたいと思っています。これは私の妄想の一つですが、いつかそれに近いことが実現されたらうれしいなと思います。