オラついた人はなぜ肩で風を切って歩くのか

先日ショッピングに行ってきました。非常に賑わっている場所で、様々な人がいます。子供からお年寄り、イケメンから美女など本当に様々です。そしてイカツイお兄さんもたくさんいます。イカツイ人にも色々種類があって、スマートなイカツイ人と、オラついたイカついた人がいます。今回はオラついた人の歩き方についてです。

 オラついた人の歩き方

あの歩き方を好きという人はあまりいないでしょう。肩で風を切りながら歩くといった感じですかね。イカツイ見た目の人の多くにあの歩き方はみられます。そして友人と歩いていれば横一列になり、よけることもしませんのではっきりって邪魔といえば邪魔ですね。そんな彼らですが、あの歩き方にはちゃんとした理由があるみたいです。それも彼らの頭の中で「こうやって歩こう!」と認識してやっているのではなく、潜在的な部分であの歩き方になってしまうようです。

 

体を大きく見せたい

生物は皆、共通した特徴があります。「大きい方が強い」ということです。敵との縄張り争いであったり、求愛であったり、自分の体を大きく見せることで、相手にアピールしたり、天敵から身を守ります。質量的な話しでもありますが、自然界では大きい方が強く見え、有利なのです。それでは肩で風を切る歩き方を想像してみましょう。肩をブンブン左右に振りながら歩くことで、正面からみたときの体の面積が数十%増えるのです。そうなると正面から見た場合、体は大きく見え、威圧感を与えます。容姿が怖いのも同じく威圧感を与えます。要するに威嚇行動ですね。そうすることで、「俺はお前より強い」という意思表示になるわけですね。

 

 

本当や弱いからやっている

やっている本人は、相手より強いと思って肩を振り回しているわけですが、生物学的には弱いということになります。強い動物が威嚇行動を取るかというとそんなことはありません。強い生き物は王者なのですから威嚇など必要ないのです。本異質的に弱いと自覚しているから、体を大きく見せたいと思うことは生物的に普通なんだそうです。

人間は頭がいいですよね。動物であれば単純に大きな相手を見て「強そうだ」「怖い」なんて思うかもしれませんが、人間であれば色々なことを考えることができます。正面から肩で風を切って歩いてきたら「僕弱いです!」と言いながら歩いてきているようなものです。そんな身なりで!?と笑い出してしまいそうになりますが、そこはぐっと堪えましょう。相手は弱いと言っても面倒に巻き込まれるのはごめんですからね。

 

 

人間として強いとは何か

そもそも強いとは何かということをよく考えなければいけません。確かにただの動物であれば体を大きくして喧嘩が強ければ生き物として強いと言えるかもしれませんが、人間は全く違います。むしろ、現代社会では、暴力の強さは全くに役に立たず、暴力を振るえば圧倒的に不利となります。ちょっとでも故意に押されるだけで、警察を呼べば逮捕されてしまいますし、殴ろうものなら相手から色々なものをもらえる上に、前科という最悪なステータスを付与させることもできます。力が強いということをアピールしても全く仕方がないのです。であれば人間的に強いということは一体なんなのかという話ですが、それは状況によって変わり、お金だったり、知識だったり考える力、脳みその力が、人間的強さになってくるわけです。そんな賢いけれども肉体的にも強いなんて人が、人として弱く見える、肩で風を切るなんて行動をするでしょうか?絶対にしませんよね。もっとスマートでかっこよくしているかと思います。肩で風を切っても体をどんなに大きくしても人間としては決して強くはないのです。

 

 

そんな人に出会ったらどうするか

ただ、こういった人たちは失うものがなかったり、失うことを恐れたりしなかったりということがあります。道をのど真ん中を大きく歩いてきたら道を開けてあげましょう。昔から言われてきたことだと思います。「弱い人には優しくしなさい」と。それと同じことです。自分がよけることがなんだか負けているような気もするという人もいるかもしれませんが、大丈夫です。その人の全てを比べてあなたが負けているということはほぼないでしょう。人に優しくできた方が勝ちということです。

 

 

最後に

街全体というより、施設の中でオラついた人を見かけたので、何度もすれ違いました。まぁずっとブンブンやっていてみんなかわしていましたね。しかし、御察しの通りです。もちろん見た目が何もしていなくてもオラついているなんて人もいると思いますが、そんな人が優しかったりしたらどうでしょうか。すごく素敵ですよね。私が見かけてすごく気になってしまったので、いろいろ調べたり記事にしてみました。皆さんも肩で風を切ってくる人が前からきたら、優しくしてあげてください。彼らは弱者なんです。