上海旅行を終えて中国の様々なことが分かってきました。今回私が行ってきて感じたことをいくつか書いていきたいと思います。これは有名な話なのですが、中国では、ラインやフェイスブック、google関係のアプリは一切使えません。
気がついたタイミング
成田空港で優雅にお茶をしながら飛行機を待っていたときに、「今回はどこのsimにしようかな」と考えており、いろいろ調べていたら発覚しました。ネットの情報をまとめると、
中国でsimを買うべきではない!日本で準備していけ
ということでした。日本で準備したsimであればラインやフェイスブックなどが使えるようです。この事実が分かったとき、非常に困りました。フェイスブックもインスタグラムも、ツイッターも何も使う予定はありませんでしたが、google関連のアプリが使えないということと、ラインが使えないということが非常に問題だったわけです。今回の旅行ではsimを買わないでいこうかとも思いましたが、最終的には購入し、それらのアプリ以外を駆使して旅を乗り切りました。
何故使えないのか
これは様々言われているようですが、公式に〇〇だからという回答は無いようです。
- 中国内のSNS技術を高めるため
- 情報規制
- 外部アプリにお金が流れないように
などなど言われているようです。確かに中国は人口も多いですからね。検索エンジンの選択肢が多ければ多いほど分散してしまいますが、国内で一本化してしまい、それしか使えないという状況を作り出せればそれだけで数億アクセスということになります。こればっかりは仕方がないので中国でsimを買うならそのルールを守るしかありません。
駆使したアプリ
とりあえず、サファリなどは使うことが出来ました。ということでapple関連のアプリは動くのです。検索はyahooにすることで行うことが出来ます。何とかyahoo検索を使いながら情報はかき集めていました。それから地図です。私が海外旅行で一番必要としているのは地図なのですが、使い慣れたgoogleマップは当然使えません。ということでappleのマップを使うしかないのですが、これがまた非常に使いにくいです。日本国内で使ったことが無かったということもありますが、まず中国で使用すると、全て英語表記になります。(多分。設定で変えられるのかも) 英語が全く読めないというわけではないのですが、私達日本人は、中国の地名を「漢字」として認識します。例えば「上海」という言葉は普通に読めば「うえうみ」「じょうかい」なんて読み方になるでしょう。上海に関して言えばどう読めばいいか分かっているので問題ではないのですが、例えば「浦東」です。これは中国の発音では「プードン」と読みますが、私の頭の中での認識は「うらひがし」なんです。これがappleのマップにそのまま浦東と書かれていればすぐに見つけられるのですが、「pudon」と書かれているとどこにあるのかがさっぱり分かりません。こういったことが多々あって非常に苦労しました。ちなみにgoogleマップは漢字表記でした。
ということで、今回の旅はappleの純正アプリを駆使したものとなりました。それらのアプリは残念ながらまだまだ発展途上といった感じで個人的には非常に不便だったといっておきます。ですので、そういったアプリを使いたいということであれば、日本国内からsimをゲットしていくのがいいでしょう。
若い女の子のエピソード
日本から若い女性5人組くらいが浦東空港に到着した瞬間に、かばんから黒い何かを取り出しました。それにはどくろマークが書いてある怪しいsimカードです。これを到着と同時に入れ替えており、あーじゃないこうじゃないという話をしていました。若い女性にとって、せっかく自分が海外に来ているのに、フェイスブックやインスタグラムが出来ないということは致命的でしょう。そういった意味では、中国はあまりオススメできないのかもしれませんね。ちなみにその女の子とたちは、飛行機から降り、外の風景写真を撮っていましたが、別のメンバーに「なにやってんの!まずは自撮りでしょ!!」と怒られていました笑 おそらくまずは5人が並んで写って、フェイスブックに「中国に来ました♪」見たいなことをアップするのかな?なんて思いながら横を通り過ぎました。
最後に
とにかく、中国でsimを買うと非常に面倒ということが分かりました。フェイスブックなどを使いたい人はもちろん、使う予定が無くてもgoogleを制限されると非常に苦しくなるということがよくわかった旅行といえます。これまでは何気なく使っていたのですが、新たな一面が見えたような気がしました。ですので、どうしても日本と似たような環境でネットを使いたいということであれば、日本で何かsimを手に入れてから中国に行くのがいいでしょう。もう一回中国に行くかと問われたときに、一番最初に思うのがこのgoogle規制ですね。これだけで「どうしようか」と悩んでしまいそうです。