未来のお墓はどうなるのか

もうすぐお盆ですがお盆といえばお墓参り。何年も先祖の墓に行っていないという人も入れば毎年欠かさず行くという人もいることでしょう。しかし、このお墓システムですが、この先どうなるのかなと考えたことがあります。今回は妄想ですが私が考えていることを話して行きます。

 ダイヤモンド葬

国によって様々な葬儀の方法がありますが、ダイヤモンド葬なんてものがあるそうです。ネット記事で読んだのですが、どうやら遺骨を全て使用して一つのダイヤモンドにしてしまうというもののようです。そうなるとお墓が必要なくなりますね。たとえば年配の方など墓が遠くてなかなかお参りにいけないなんて人もいますが、そういった人からの需要もあるようです。

 

現在は省スペース化の時代

現在の若い世代というものは、考え方が非常に合理的です。たとえ伝統であっても無駄だと感じるものに関しては興味が薄くなっていきます。私は若い世代と言っていいかはわかりませんが、同様にもっと機能的であるべきだと考えるタイプです。お墓というシステム自体が悪いということはありませんが、様々なものがデータ化されて省スペース化されていると思います。身近なところで言えば、本や音楽ですね。これらは部屋のスペースを大量に取ることが多かったわけですが、最近で言えば、電子化されタブレットを持っていればどこで大量のデータを持ち歩くことが可能です。これも一種の省スペース化といってもいいでしょう。

またショッピングも変わっています。ネットショッピングが多くの方に認知されてきており、店頭で買わずにネットで注文するという人はかなり増えてきていると思います。ネットで買い物をするということであれば、商品を保管しておく倉庫は必要ですが店舗を置かなくても問題ないので店舗分省スペース化しているかと思います。

もちろん省スペース化できないものは必ずあります。絶対に人間がそこに行かなければ行けないものに関しては、省スペース化することは難しいでしょう。病院などは本人が行かなければ行けないので、病院自体を減らすことはできませんし、住宅なども小さな家を立てるといった省スペース化は可能かもしれませんが、家を電子化してしまうなんてことは今のところ不可能なわけです。それではお墓はどうでしょうか。

 

未来のお墓

お墓の省スペース化に関しての論点はその土地に存在しなければいけないかそうでないかという部分です。実際の石の墓まで行き、そこで手を合わせるんだという部分を大切に思っている人は必要でしょうし、面倒棚と考えている人はもっと合理的なお墓を求めるかもしれません。たとえば物流倉庫のようにそれぞれの小型のお墓を一つの倉庫にたくさん詰め込んで、お参りしたいときは家からネットでドローンを動かして、お墓を映し出すなんてのはどうでしょう。画面越しではありますが、いつでも簡単にお参りすることができます。もちろん趣はないですが。こういった倉庫で行う場合は現在の墓のように平面的に広げるだけはなく、上に積んでいくこともできるのでかなりの量を収容することもできます。

そして今回のダイヤモンド葬ですが、これは完全に家にもちかえることができますね。そうなるとお墓は必要なくなると思います。墓っていうシステムは結構安定したシステムなんです。人はそのうち絶対に亡くなってしまいます。墓石も結構高いうえに土地だって買わなければいけません。檀家というシステムもあります。若い世代が、「墓」というシステムに対して関心が薄くなると様々な新しいシステムが生まれるかもしれませんね。

 

最後に

墓石がこの世からなくなると言うことはないでしょうがこの先考え方が大きく変わってくるのではないかなと思っています。私がもう少し年を取って、墓というものともっと向き合うときが来たらそのとき最も合理的な墓を選択しそうな予感がします。