部屋を暖かくする方法 冬に扇風機を有効活用

冬に必ず使うのは暖房です。日本で冬にクーラーをつける人はないでしょう。夏で言えばクーラーを付けながら、扇風機を回し節約なんてことをする人もいるかと思います。しかし扇風機は冬になればしまってしまいますよね。扇風機は冬にだって有効な暖房器具となります。

 扇風機の機能

いまさら扇風機の機能の話しをされてもと思うかもしれませんが、もう一度おさらいしてみましょう。扇風機の機能は、「夏に風を当てて涼むもの」ではありません。使用した結果そういった効果が得られたというだけであって、扇風機の機能というわけではありません。扇風機の機能は「風を送ること」です。夏はこの「風を送る」という機能を使って涼んでいるだけのことです。冬は人には風を当てずに部屋を暖かくすることできます。

 

エアコンとストーブについて

部屋を暖房するのに用いる器具は、エアコンやストーブとなります。これらの暖房器具と扇風機は基本的に相性は良いです。なぜ扇風機と相性がいいのかというと設置位置と、温度を測定する構造にあります。エアコンは天井付近に設置されていますし、ストーブは床の置いているかと思いますが、どちらもボディサーモにて温度を計測しています。ボディサーモというのは温度計が機械本体についている構造のことです。エアコンは天井面に近いところの空気を測定し、ストーブは地面に近いところの温度を測定します。ストーブの設定温度と、エアコンの設定温度はだいぶ差があると思います。これは熱を持った空気の流れが関係しています。

 

 

熱を持った空気の流れについて

暖かい空気は上に上がっていくという性質があります。私たちが天井面付近で生活するならありがたいことではありますが、当然床で生活します。せっかく暖めた空気は全て上にあがっていくのです。ですので部屋を縦関係で見ると、上は暖かく、下は冷たいという状況が生まれます。先ほどのエアコンとストーブの話に戻すと、エアコンは上空の暖かい空気を測定し、ストーブは下の冷たい空気を測定します。ですので温度が設定が大きく違うということになるわけですね。どちらを測定しても、寒ければ温度設定を上げればいいという話になりますが、下は快適になっても上は過剰に暖めているということです。これってもったいないことですよね。熱エネルギーとしても、電気代、燃料代にしても無駄です。これを扇風機を使って少しでも解消しようという話です。

 

 

扇風機を使った空気の循環

これは部屋に配置されている家具などの配置にもよるのですが、扇風機をできるだけ高い位置に設置しましょう。床沖扇風機だと高いところにおける台が必要になりますが、壁掛けで使っているような扇風機ならそのまま使うことができるかもしれません。そして風の方向は地面です。地面方向に吹くことで上空の暖かい空気を下におろすことができます。これで今まで無駄になっていた天井面の熱を再利用できることになり、部屋全体が暖かくなります。特に天井が高い部屋などはかなり効果的といえます。このとき風が自分に当たると、ドラフト感を得てしまうため深に思うかもしれません。ですので自分には風があまり当たらない方向へ向けて吹くと良いでしょう。

 

 

まとめ

扇風機は何も夏だけにしか使えるものではないのです。冬でも有効活用すれば効果的に部屋を暖めることができます。高出力でエアコンや、ストーブを運転することと、出力を抑え、扇風機を使用するとでは電気代も違ってくることかと思います。設置には高いところという条件もありますが、床置きタイプしか持っておらずどうしても設置できない人は壁掛け扇風機を買っても良いくらいかもしれません。もちろん扇風機ではなく、別のファンなどを持っていても同じく使えます。風を送れればいいわけですからね。ぜひ試してみてください。